炭といえば、どれも同じようにみえますが、実は焼き方により炭それぞれに得意分野がことなります。 例えば、焼肉には火持ち充分の「備長炭」、湯沸かしには高温で使える「黒炭」、そして、除湿と脱臭には「炭八」です。 出雲カーボンの工場では、木炭製造において独自の生産方法を構築しています。
日本最大級の炭化炉と工程の工夫によって、調湿能力が高く安定した品質の木炭が生み出されています。 木炭とは木材を半ば密閉した状態で加熱し、炭素を凝縮(炭化)して得られる炭のことです。多孔質で水分や物質の吸着性を持ち、樹種や製法、仕様によって性質や用途、効果などさまざまなものが出来ます。多様な用途で利用されてきた木炭は今も大きな可能性を持った素材と言えます。
出雲カーボンの「調湿木炭・炭八」は特に調湿(※1)に高い効果を発揮するよう研究、開発された建材としての木炭です。「炭八」の持つ調湿力を活かして、健康で心地良い空気に充ちた住環境創りのサポートをして参ります。 ISO9001に基づき、生産効率と品質を常に現場で管理しながら、品質やサービスの向上に取り組んでいます。
※1 調湿とは湿度の変化を緩やかにすることです。特に日本は季節に通じて空気中の水蒸気量の変化が激しい上に、コンクリートやビニルクロスなどを使った現代の高気密型の建物では湿気のトラブル=「湿害」が問題になっています。調湿建材を活用して周囲の湿度を適度な状態に保つ方法が見直されつつあります。
家屋の解体に伴う木材や工場などから発生する木製パレットを再利用(リサイクル)
「炭八」の始まりは2000年公布の建設リサイクル法。その内容を簡単にいうと、廃木材を当時の主流であった焼却ではなく「リサイクルして有効活用するように」というものです。
住居としての役割を終えた木材を、日本最大級の連続炭化装置を組み込んだ製造ラインによって、調湿に適した性能を持つ木炭に変えます。できた木炭は家屋の床下などに敷かれ、家屋から余分な湿気を取り除いてエアコン等に頼り過ぎない快適な住環境を実現、しかも家を長持ちさせるためにも役立ちます。人に快適、家が長持ち、さらに省エネによって地球環境の面でも貢献できる。そんな炭ができたのです。
現代の住宅では、窓に結露ができるのと同じように床下にも結露が発生しています。 結露の基になる空気中の湿気を炭八で効率よく吸収します。 吸湿量・吸湿スピードは備長炭の2倍以上。
炭八を導入したマンションでは、重量床衝撃音の低減に成功しています。 実験の結果、スラブ厚180の場合炭八導入前86.5dB(2級)から導入後は79.4dB(4級)に改善効果が見られました。
詳しくはこちら暖房している時の暖かい空気は天井にたまり、炭の中に蓄積され、部屋を暖かく保ちます。夏には部屋の湿度を炭八が吸い取り、体感 温度が下がり涼しく感じます。
調湿木炭炭八は、湿度が高いときには湿気を吸収し、周辺の温度が下がると水分を放出するはたらきを持っています。 天井と床下に炭八を敷いてあるので、空気中の湿度が適切に保たれます。
音楽室のような天井用の吸音ボードと、多数の空気層を持った炭八を敷き詰めているので、上階からの騒音を吸音、軽減する効果があります。
玄関・下駄箱の中
靴のイヤなニオイの脱臭、放っておくとカビが生えることもある革靴の湿気対策に。
押入の布団の間
布団や座布団の間に挟み込んでたたみます。いつもふっくらとして気持ちいいですよ。その際は、外の空気を入れるようふすまなどを少し聞けておくことがポイント!
着物ダンス・洋服ダンスの中
出番の少ない衣類は湿気を吸収してしまいます。だから、いざ着てみるとずっしり重く感じるもの。そんな大切な衣類の湿気対策に!
トイレ・洗面台の下、洗濯機周辺の棚など
湿気やニオイのこもりがちな水まわりもすっきりします。
シンクの下や食器棚の中
意外と湿気がこもりやすい排水管付近の湿気・ニオイ対策。ゴキブリがこなくなるかも…。
リビングルーム
シックハウスの原因となる有害物質等を炭八が吸着し、空気がきれいになります。
座席の下など
車の中にもつかえます!たばこのニオイもすっきり!
ペットのトイレ周辺に
嫌なニオイが気になるところへ置いて下さい。